スペースの敷き布問題(発展編)

アイディア集
FrankWinkler / Pixabay

スペースの装飾と聞いて、まず思い浮かぶのが「敷き布」。一般参加の時にはあまり気にしないものでも、サークル参加の立場だと気になってしまうものです。
前回は布を買って加工するところまでをご紹介しましたが、今回は「自分のスペースに生える布の色」「布の材質」「柄入りの布か、無地の布か」「サークル専用布ってどうなの?」などなど、発展編をまとめてみました。

いろいろ悩む布の色

布を買って敷いてみると、布の色によってスペースの印象が結構変わってしまうことに驚かれると思います。
自分に合うスペースの色って何だろう?と思った方向けにヒントになれば幸いです。私もいろいろ模索しています。

キャラのイメージカラーにしてみる

真っ先に思い浮かぶのが、キャラのイメージカラーにしてしまうという案です。
実は私も最近はこの方法をとっています。
正直めちゃくちゃ被るだろうな~と思っていましたが、(私のジャンルに限っていえば)全然被りませんでした。

ですが、私の場合は男性向けジャンルなので、女性向けならば被る確率は高いと思われます……
同じ色を選ぶにしても、少しソフトな色味にしてみたり、反対に濃い色味にしてみたりする手もありますね。

表紙が映える色にしてみる

単純に言えば、これが一番オススメです。敷き布はあくまで頒布物を引き立てさせるものです。

「映える色」って何?と思われるかもしれませんが、単純に言えば、

濃い色の表紙が多い→淡い色合いの敷き布
淡い色の表紙が多い→濃い色合いの敷き布

で良いでしょう。私も昔は紺色の布を使っていました。

補色を使ってみる

カラーコーディネートの話にはなりますが、「補色」をうまく組み合わせても良いかもしれません。
補色というのは、反対の色を組み合わせることで商品を目立たせるという手法です。
お肉屋さんで、芝生みたいなものの上にお肉が並べてある図を想像していただければわかりやすいと思われます。
あれはお肉の赤色と芝生の緑色が補色の関係になっており、お肉の赤(=新鮮味)がより鮮明に見えるための工夫であると言われています。

シリーズ物の作品で表紙の色合いが似ていたり、同じ服で印象的な色合いのキャラがいつも表紙にいたりするときに使えそうです。
イラストを描かれる方は配色に役立ちそうなので、リンク先を辿ってみても良いかもしれません。

一番わかりやすそうな解説:インテリアハート様
様々な色合いがあるので見てみたら良いかも:pixivより有さまの投稿

布の素材は?

普段布の素材については服を買うときぐらいしか気に留めないかと思われますし、同人イベントの敷き布にそこまで気を遣わなくてもいいかもしれません……
ここからは「強いて言えば」程度に捉えていただければと思います。

端がほつれない布を買えば手間なし

普通の布は、切った端からほつれていき、みすぼらしい見た目になってしまいます。
そのために、織り込んで縫い付けたり、貼り合わせたりする作業が生まれてしまうのですが、中には端処理が必要ない布もあります。

・ラミネート加工済みの布


つるつるなプラスチックの透明フィルムで保護したいものを挟むのがプラスチック加工です。よく飲食店のメニューなどで使われています。
これを布に施したものが、ラミネート加工布と呼ばれています。手触りはちょっとペタペタする感じに仕上がっています。加工済みなので端からほつれてきません。
欠点としては無地を好む方には柄物が多い点と、価格が少し高い点です。

・フェルト、フリース、不織布


こちらは手芸の素材・服の素材・ノベルティでよくもらう簡易性バッグでおなじみの布たちです。
フリース素材は切った後もろもろと繊維が出てくるので、しっかり取ってあげれば端処理の必要はありません。
欠点としては、フェルトは単価が高いこと、フリースはかさばること、不織布は薄いとテーブルが見えてしまうこと、滑りやすいことでしょうか。

布の厚さ

濃い色合いの布を使用するときはあまり気にならないのですが、淡い色合いの布を使ったときに、薄めの布を使用してしまうと机が透けてしまい、ちょっと安っぽくなってしまいます。

私も価格だけ見て薄い黄色のブロードを買ったのですが、机が透けてちょっと残念な感じになってしまいました。

簡単な判断基準としては、自分の手が透けないかどうかを調べてみるのが一番だと思われます。

布の柄は?

無地がいいのか、柄物がいいのか……最近では自分で布を印刷するサービスも生まれてきていますが、実際のところどうなのでしょうか?
ここから先は個人的見解になりますので、意見の一つとして参考にしていただければと思います。

柄の入った布

水玉模様やストライプ、児童向けのジャンルであればアニメ柄の布など、無地とは違う布もこの世にはたくさんあります。
 私も最初は赤地に白水玉の布を使っていましたが、ふとスペースを見たときに目がチカチカしてしまうことに気付きました……
 布はあくまで頒布物を引き立たせるためのものです。上記のように、自分の頒布物とのバランスを見て使用するのがベターです。

布の印刷サービス

私は使用したことがないのですが、最近はサークル布の印刷サービスというのもあるようです。
印刷所を集めてみましたので、興味のある方はご参考になりましたら幸いです。

コミグラ(印刷通販グラフィックさんの同人部門)様
グラビティ様

ねこのしっぽ様
栄光様
大陽出版様
オレンジ工房.com様
STARBOOKS様
関西美術印刷様

実は見えづらい前垂れ部分

布を印刷するとなると、前垂れ部分に自作の絵やデザインが見えるようにするのがほとんどだと思われます。
ですが、大型イベントなどの混雑時には前垂れ部分はあまり見えません。どちらかというと一般参加者はポスターや頒布物を見ているため、前垂れ部分はなかなか目に入りづらいのが現状です。
では、印刷布の宣伝効果は少ないのかというと、そんなことはありません。お誕生日席や通路が広い、いわゆる偽壁と呼ばれるエリアでは、混雑が落ち着いてくると比較的遠くからスペースを眺める方が出てくるため、ポスターと並んで効果的な宣伝物になります。

そのような位置に配置された場合、考えてみてもよいのではないでしょうか。

個人的なお勧め

先ほども述べましたが、個人的には撥水性のある素材がお勧めです。

夏コミに限らず、どのようなイベントでも飲み物はよく持ち込みますので、万が一のことを考えて水滴をはじく素材にしておくといざというとき助かります。

私は入門編でも紹介したトマトの1m100円生地(相場から言うととんでもなく安いです)で買ってきたキャラカラーのちょこっとだけ撥水する生地を使用しています。

 

2回に渡って書いてきました布のお話でしたが、ご参考になれば幸いです!