スペースの装飾と聞いて、まず思い浮かぶのが「敷き布」。一般参加の時にはあまり気にしないものでも、サークル参加の立場だと気になってしまうものです。
1回参加すればいろいろと悩んでしまう方も出てくるはず。今回はそんな敷き布問題の入門編をまとめてみました。
敷き布を用意する意味
そもそもの話ですが、同人イベントへサークル参加するにあたって、敷き布は絶対に必要なものではありません。なくても作品を頒布することは可能です。
ですが、スペースの見栄えをよくするには必需品と言えるでしょう。
また、本やパッケージなどのキズや摩擦を防ぐこともできます。
そして、案外気に留めていませんが、持ち運びの際に少部数残ってしまった作品をくるんで保護することもできます。
デメリットとしては荷物がかさばってしまうぐらいなので、よほど余裕がないとき以外は事前に用意するのがいいと思います。
布の入手方法
衣装を自作されるコスプレイヤーさんなど、お裁縫の知識が多少なりともある方はまだしも、
ほとんどの方は布を買うという行為が初めてだと思われます。
そういう方のためにまとめてみました。
布ってどこに売っているの?
布は手芸屋さんに売っています。有名なのがユザワヤさんですので、迷ったらここに行ってみましょう。
また、大阪にアクセスできる方は難波のとらやさん、
東京にアクセスできる方は日暮里の繊維街(一番大きいのはトマトさん)
であれば、かなり安く布が手に入ります。
余談ですが、筆者の地元・奈良県にはユザワヤさんがないため、地方民の味方・イオン内にある
パンドラハウスさんを利用しました。
また、赤ブーブーさん主催のイベントですと、イベント会場内に布が売っている場合もあります。その中で気に入ったものがあれば買えばよいでしょう。
家の周りにどうしても手芸屋さんがない!という方は通販を利用するのも手ですが、最初はできる限り素材を見てから買う方が良いかと思われます。
一応100円ショップにも「はぎれ」や「ランチョンマット」はありますが、サイズが合わない場合がほとんどですので、結局縫い合わせたり貼り合わせたりする手間が増えてしまいます。
布の長さ
布の長さは同人イベントでよく使われる机の大きさに合わせて買うとよいでしょう。
基本のサイズは横幅90cm×奥行45cmです。
要するにこの長さに合わせて買えばいいのですが、知っておくべきポイントがあります。
布を買うときは(はぎれ以外は)自分でm数を指定しなければなりません。
単位は10cm単位のところもあれば、1m単位であるところもあります。手芸屋さんで手に入る布は、大概のものが1m当たりの値段を記載しています。
また、(厳密には違う言葉ですが)布の縦幅は指定できませんので、事前に布の詳細をチェックして、布の縦幅が何cmあるか確認しましょう。
私の場合は、布の縦幅が110cmのものをよく買うので、100cm(1m)に切ってもらったものを購入しています。
布を加工する
布を入手してきたら、ほつれ防止の意味合いも兼ねて、4辺を折り返して縫い合わせたり、布ボンドで貼り付けることをおすすめします。
私の場合にはなりますが、4辺を縫い合わせて、横の辺を100cmから90cmにしてしまいます。(最近は忙しくてあまりできていませんが……)
こうすることで、お隣さんとのスペースの大きさトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
110cmの方は前に垂らして、足元の目隠しに使用しています。
布をもっと使いやすいように加工する
スペース上がごちゃごちゃしてしまうのを防ぐために、布にポケットを作ってしまうサークルが増えているようです。
ポケットにはペンを入れたり、お札を入れたりできたりと何かと便利ですので、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。
(ちなみに、私は頒布物が少なくなって布がずり落ちてしまうのが怖いので作っていません)
参考リンク:pixivより、ゆうか様の投稿
加工が面倒だったら買ってしまう
「裁縫する時間があったら原稿します!」「とりあえずいい感じの布が欲しいけど選ぶのが面倒」「工作が苦手すぎる」といった方は、同人イベント専用の加工済み布を買ってしまうのも手です。
上記で初心者で通販はあまりおすすめしないと記載しましたが、同人イベントのために作られたものなら安心ですよね。
こちらのあの布屋さん(名前が秀逸ですね)なら、様々なタイプから選ぶことが出来ます。
もっと踏み込んだ敷き布問題
さて、敷き布問題(入門編)は以上となります。
今回は布を買うところから始まった為、かなり初心者さん向けの記事となりました……
次回は
「自分のスペースに生える布の色」
「布の材質」
「柄入りの布か、無地の布か」
「サークル専用布ってどうなの?」
あたりをまとめて、敷き布問題(発展編)にしたいと考えています。ぜひよろしくお願い致します。
コメント
[…] 私は入門編でも紹介したトマトの1m100円生地(相場から言うととんでもなく安いです)で買ってきたキャラカラーのちょこっとだけ撥水する生地を使用しています。 […]