サークル参加をしたいなら、まずは視察から

サークル初参加シリーズ
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最近は同人活動と言っても「サークル参加して本を出す」だけが活動のすべてではなくなってきました。SNSで作品を上げるだけでも立派な同人活動です。
ですが、今回は「同人イベントにサークル参加をして、本などの作品を頒布する」ことを目標にして解説を行います。

視察の重要性

同人活動を始めたいと思われた方は、何かしらの同人作品に触れたことがきっかけの方がほとんどだと思われます。ですが、最近はインターネットの発達や同人委託ショップの地方進出で、イベントに行かず作品を目にする機会が増えてきました。
 なので、まずは参加予定の同人イベントに一般参加して、買い物を含めた視察を行うことを強くお勧めします。

なぜ視察が必要なのか

同人イベントに一般参加したことがない方は納得されると思われますが、何度か参加したことがある方は今更感があるかと思われます。
ですが、いざサークル参加をするとなると、今までの目線を一般参加者目線からサークル参加者目線に変える必要が生まれます。
初めてで何かと戸惑うことはあれど、できるだけ不安を払拭しておきたい!という方に向けて、ちょっと違う形でイベントに参加してみるヒントを記載しておきます。

イベントの雰囲気をチェック

どのようなイベントであるか、ということを知っておくのは重要です。
主なチェックポイントは以下の通りです。

  • スペースの数、イベントの混み具合
    →どのくらいの規模で開催されているかは知っておいて損はありません。
     発行部数の参考になります。コミケは言わずもがなですが、意外なジャンルが混雑していたりしていなかったり……といったことを知ることが出来ます。
  • 一般参加者が帰るタイミング
    →最近の同人イベントは、事前にサークルの頒布物をチェックしてお目当てのものを買う人がほとんどです。
     その後、一般参加者が他のサークルを見ているか、まっすぐ家に帰るかをしっかりと見ておいた方が良いです。
     中規模のオンリーイベントだと、まっすぐ家に帰る方は少ない傾向にあります。
  • アフターイベントの有無
    →いわゆる男性向けと呼ばれるジャンルの小~中規模のオンリーイベントでは、イベントの終了後、じゃんけん大会などのアフターイベントが催される場合があります。
    何かしらの景品を用意できるようであれば景品を寄付してみてもいいかもしれません。
    また、アフターイベントがあるイベントはやはりまっすぐ家に帰る方は少ない傾向にあります。
サークルスペースのチェック

次回は自分が机の向こう側に立つことを考えて参考にしておきましょう。
主なチェックポイントは以下の通りです。

  • スペースのレイアウト
    →自分のサークルスペースの装飾案を練ることが出来ます。敷き布はほぼ必須ですが、ポスターの大きさ(ポスタースタンドの有無)、グッズを頒布する場合は展示方法、見本誌の配置場所、お品書きの有無、値札のデザインなど、非常に様々な情報が得られます。
    ※もちろん撮影禁止なので、メモを取るなりしましょう。
  •  スペースの広さ
    →スペースのスペース……と書くとわかりづらいのでこの表記にしました。
    普通、同人イベントの机は島状に並べられていますが、時々、サークル主さんの後ろが極端に狭いイベントがあります。(背面ポスターを立てられるかどうかの瀬戸際といったところです。私も1回当たってしまい、えらい目に会いました)

個人的なおすすめイベント

初めてサークル参加をされる場合は、存在するジャンルであれば首都圏のオンリーイベントをおすすめします。次点としてはコミックシティ、COMIC★1など、東京ビッグサイトやインテックス大阪、ヤフオクドームなど比較的大きな規模で行われるイベントもおすすめです。
逆に、初めてのイベントとしてはコミケはあまりお勧めできません。

コミケがあまりお勧めできない理由

同人イベントと言えばコミケ!という方がほとんどだと思われますが、初めての参加でコミケをお勧めできない理由は以下の通りです。

  • 環境が過酷すぎる
    →サークル参加は椅子があるので疲れない?と思われがちですが、案外体力を奪われます。コミケ、特に夏コミはある程度サークル活動に慣れた方でないと体力的にかなりつらいと思われます……。
  • お目当てのものを買うだけで帰る一般参加者が多い
    →上記の理由と、膨大なサークル数によりチェックしきれず、手に入れるものだけ手に入れて帰る!という、時間と戦っている方が他のイベントに比べて圧倒的に多いです。
    このサークル少し気になるな……立ち読みして考えようかな……といった余裕のある方は少ない印象です。
  • 各印刷所の締切がコミケスケジュールになり、早い
    →用意周到な方には関係ありませんが、世界最大の同人誌即売会といった関係上、受注率が上がり、ほとんどの印刷所が少し繰り上げて締切を設定するか、特急料金の値段が上がりがちです。逆に1カ月以上前に入稿できる方は信じられないほど安く刷れるかも!?
  • サークル参加方法がちょっと複雑
    →コミケにサークル参加をするには、申込セットと呼ばれるものを購入しなければなりません。それを通販かコミケ、最近ならば1月と8月で大阪で行われるコミックシティで1,000円で購入し、申し込みます。(ちなみに参加費はオンライン申込なら10,000円かかります)
    初めてなら申込セットなしで参加できるイベントの方がわかりやすいと思われます。
  • そもそもサークル参加できるかどうかわからない
    コミケには当落発表があります。申し込んでも必ずサークル参加できるわけではありません……。事前に準備して、コミケにもばっちり間に合うように作品を作ったとしても、落選してしまって発表の場がない……なんてこともザラにあります。
こういう場合ならコミケはお勧め!

上記のように、初心者さんには少し厳しいコミケですが、40万人以上の参加者を誇るイベントの利点は当然存在します。こういう方はサークル初参加でもぜひコミケに参加してみてください。

  • 自分以外のサークルがないジャンルで参加する(オンリーワンサークル)
    →この場合、コミケの理念上サークル参加の当選率が跳ね上がると言われています。
    世界最大の同人誌即売会なら、オンリーワンサークルでも手に取ってもらえる機会は増えるはずです!その場合はポスターなどスペースの装飾でしっかりアピールしてみてくださいね。
  • 評論系の作品を発行する
    →「コミケは評論系のサークルを回るのが楽しみ」なんて方も一定数いらっしゃいます。評論系のオンリーは数あれど、やはりコミケが一番サークル数と人が多いように感じます。
    内容も食事などのスタンダートなものからアングラ系まで、多岐多様なジャンルがありますので、評論系の作品を作っている方はぜひコミケにサークル参加することをお勧めします。
参加イベントについて

今は数多くの同人イベントがありますが、その中でも金銭トラブルや事前の告知なしでサークル当落が行われていることなどが発生しているイベントは避けた方が無難です。